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スピードに溺れたハヤトの爆裂列伝〜立山ってほぼコケるらしいよ?〜

最近は太りすぎてきて、この冬ターンの時のGに耐えられるか非常に不安を感じているハヤトです。

 

いやー秋ですよ!

というか白馬エリアではもう紅葉もほとんど終わりを迎えて、

着々と山が白くなり始めてきてます。

この時期になると当然スキーヤー達は新しい用具などが揃ってきて、とにかく早く見せびらかしたい!

ってなって、謎に部屋でウエア来てみたり、スキー飾ってみたりしますよね。

白馬のおいちゃんもこの通り。

まさに浮き足立ってるとはこのことをいうのでしょう。

見てるだけで幸せな気持ちになりますね。

 

ところで皆さん北アルプスの3000m級の連邦のど真ん中にある立山に行ったことありますか?

僕の地元大町市から富山に向かって北アルプスをブチ抜いている立山黒部アルペンルートは、

夏には100万人以上の観光客が訪れ、いろんな乗り物にも乗れちゃう上に、鼻くそほじっているだけで、標高2400mまで上がることができるミラクルな場所。

5月になると、全国的にも有名な「雪の大谷」という15m以上の雪の壁ができるくらいの豪雪地帯。

立山黒部アルペンルートHPより

 

故に秋になると、どこよりも早く雪が積もるので

バックカントリー好きなスキーヤー・スノーボーダーがこぞって滑りに行く

ミーハーなポイントになります。

なぜなら、立山での極上のパウダーを楽しめるのは、

1m以上の積雪がある11月中旬〜立山がクローズしてしまう11月末までのみ。

しかもこの時期は非常に悪天候の日が多いので、テント泊しながら、ジッとひたすら晴れる日を

待つ方も多いです。

この時期は雪崩の危険も伴う立山ですが、マジで天候さえ良ければこの世の景色とは思えないくらい

スンバラシイ光景が広がるので、みんな行ちゃうんですよね〜

 

 

 

そんな立山の魅力に取り憑かれた一人ですが、なぜかいっつもここを滑ると何かが起こるんですよね〜笑

今日はそんな成功率20%以下を誇るhayato&ryuya時代からの

立山でのハヤトヒストリーを語ろうかと思います。

 

 

 

 

題して、

 

ハヤトの立山コケちゃった列伝シリーーーーーズ!

 

⚫コケ列その1 2008年

アルペン競技を引退し2年後、20歳で初めてのバックカントリーとして

鹿島槍のスキースクールの方に連れてってもらった立山。

何もわからず行きましたが、何もわからないくらいの濃霧により、

もはや15m先の視界もわからない状態。5分登って3ターンくらいして帰りました。

ある意味大コケです。立山の楽しさ1mmもわからず。

その後ハナタレ坊やは親父に連れてってもらい、徐々に立山の素晴らしさに惹かれていきます。

スキーが細い!笑

 

 

⚫コケ列その2 2009年

とんでもないおバカな相棒を見つけてしまった俺は、彼と再び立山へ。


レンタルスノーシューだけ持って、とりあえず行ってみた。

っていうなんとも失礼極まりないスタイル。

デッカイ雪庇があったのでとりあえず飛んでみたけど、着地と同時にほぼ毎回転倒。

そして飛ぶたびに毎回雪崩に巻き込まれるというリスキーな体験でした笑。

それでも最強に楽しかった!
これがHayato&ryuyaの初めての立山プレイでした。

 

飛べばコケ、滑ればコケで笑っぱなし!

 

 

ここでまずすでに2コケ!

いったいこいつのバランス感はどうなってるんでしょう?

 

 

 

⚫️コケ列その3 2012年

相変わらずバックカントリーの「バ」くらいしかわからない俺らは、

それまで比較的雪質も安全な春シーズンに滑ってましたが、

ついに初めて秋の立山に挑むようになります。

なんで今までなんでこなかったんだ?ってくらい春とは真逆の雪質!

みなさんご存知、ここであの「伝説」が生まれました。
テント泊してワイワイやった翌朝起きたら、目の前の広大すぎる山が人だらけになってて、

放心状態の俺に、リューヤが悪魔のささやき。

「これ、飛べんじゃね?」

その日1本目の滑走がこちらです。

アプローチを作っている時に、横にある山荘のおじさんに、

「そんなとこ立ってたらあぶねーぞ!落ちたらどうすんだ!」って怒られました。

まさかおじさんもここを飛ぶとは思わなかったんでしょう。

 

狂ってるね!笑

今まで味わったことのない、スキーで空を飛ぶ。という体験に成功しました。

もうランディングなんて遠すぎて視界に入りません。

40mの飛距離は永遠に感じ、一気にテンション最高潮!
もちろん着地に失敗し、スキーはキレイに真っ二つに折れました。

hayato&ryuyaとしても一皮向けたプレイになりました。

 

 

⚫️コケ列その4 2013年

もう秋の立山にハマってしまった我々は、再びおバカなゆーいちも連れて、
毎回だいたい登っている、立山連峰の主峰「雄山(3003m)」をいつもと違うルートから登ってみよう!
ってことで行ってみたルートがこれまた楽しすぎてもうヒャッホーですよ。

行く前の日からワクワクが止まりません。

この「ゆーいち」が一味も二味も旅を楽しませてくれるんだ。

そんな顔してるでしょ?


雄山の山頂でスーツで登ったやつ今までにいるのかな?

滑ってもたまんないんだこれが

どんどんスピードも上がっていけば、もちろんミスるよね

そうなるともうどうにもこうにも・・

アベシ

ヒデブ

5回転くらいしてやっと止まりました。50mくらい転がったので、
ザックは破れ(ちなみにこの直前にリューヤもザックちぎれてる)


荷物は飛び出し、俺生きてるの?状態。
GOPROも・・あれ!GOPROがない!

まぁいつものことではありますが、事件発生です。

ってことで撮影してたカメラを拡大しまくって滑落した50mのどの辺りで落としたのか解析し、

全力で探す!

最終のバスまであと1時間!

 

ない!
あっったーーーーーー!

アホなゆーいちの唯一のファインプレーでした。


見つかったのは最終バスの20分前。
急いで下ってなんとか滑り込みでバスに間に合いました。

 

 

 

⚫️コケ列その5 2014年

結構日頃から撮影したり、映像をアップしたりしてたhayato&ryuyaも、
実は今までほぼリューヤのカメラでリューヤの撮影ばかりだったのですが、
プロカメラマン杉村航さんに撮影してもらえることに。
なんかちょっと憧れというか、プロしか撮ってもらえないみたいに勝手に思ってたので、

お誘いを受けた時、メッチャメチャ嬉しかったわけです。

ワクワクしながらも、いつもとはだいぶ違った雰囲気で登った立山。
もちろん相手はプロですから本気です。遊びに来てるわけではありません。

雪山にテント泊し朝3時に起きて、すぐ出発。

ライダー原田響人と、カメラマン杉村さんと山頂を目指します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして日の出とともに撮影開始。

気合いに満ち溢れた俺は、マックススピードでがっつりカッコよく滑ってやろうと鼻息荒くスタートするも・・・

結局これですよ。

こちらをごらんください↓


アッチャ〜w

やられてますね。

また50mほど吹っ飛びました。

手首をひねってしまい、パンパンに腫れ上がってしまったため、もうストックも握れない状態に・・

初めてのプロカメラマンとの撮影は朝6時から応急手当をされるという苦すぎる思い出になりました。久々に悔しすぎて笑いなし。

 

「本気でもっとうまくなりたい」って思いましたね。

 

 

 

とまあ思い返せばほぼ毎回爆裂してますが、なにせ仲間と行けばとにかく楽しいし、

ここでバックカントリーというものをたくさん学ばせてもらいました!

すべては仲間のおかげ!

 

この一番右のミトロなんて気づけばエベレスト行っちゃってるし

この時ほぼ初めてのバックカントリーだった琢磨も今となっては

パタゴニアまで滑りに行っちゃってるし

 

滑れなくなるまで立山では滑り続けたいですね!

死なないようにきをつけよ!

素晴らしいこの場所へ、行ったことのない人はぜひ♪

テントでなくてもホテルもちゃんとあるのでお金がある人はぜひホテルを使いましょう!

writer:hayato

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