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シリウスに向かって飛べ!!

ショーゴです。

今シーズン狂ったように夜の山を滑っていた僕らですが、

星空とスキーをコラボレーションさせようとすると、カメラマンからの指令が

北向き斜面で南東の空を入れたいからあそこを滑ろう

とか

蠍の心臓が今あそこに上がってきたからまもなく南東から天の河が見えてくるからいそげ!

とか

しまいには

 

「シリウスに向かって飛べ!!」

 

とか。

そんな風に頭の中に山と星の地図を描いて

どこを滑りどこを飛ぶかという話がバンバン出てきます。

※だいぶ盛っています。

 

そうなってくると、最初は星の「ホ」の字も分かっていなかった僕が、

星空スキー中盤くらいからは

「あー、宇宙ってすげーなー」

と、宇宙に思いを馳せる事ができるくらいにはなってきます。

 

というわけで、今回はそんな僕がカメラマン西條に教えてもらいながら、

星を撮ってみた!!というお話です。

 

 

おさらいなんですが、

我らが星空スキーのカメラマン、西條聡は星空スキーを撮る時に

こんな装備を山に運んでいます。

 

ざっくり説明すると

こんな感じ。

改めて見ても、これなかなか真似できる装備ではないですね。

たぶん雪山に赤道儀を持ち込んで、スキーを撮ったカメラマンは世界初でしょう。

 

今回僕は西條から「微動雲台」と「赤道儀」を借りて星を撮ってみる事にしました。

※ちなみに星空は「三脚」と「ちょっと良いカメラ」さえあれば撮ることが出来ます。

 

 

というわけで、今回は真っ暗闇を求めて石川県は能登まで行ってきました。

確かに、夜になると真っ暗闇で、満点の星空が見える素晴らしい所。

僕もやる気になってせっせと教えてもらったカメラのセッティングをこなしていると、

 

「さて俺も撮るかー」

・・・・

「。。。え!?」
「え、ちょとまって。」

なんでパソコン?

というか、その白い赤道儀でかッ!

というか、そのミサイルみたいの何!?

 

聞いてみると

パソコンは赤道儀をソフトを使って動かす為に使用するらしく、

赤道儀は星の仲間からすると10段階中3くらいの大きさらしく、

巨大な三脚は絶対にカメラをブラさないための最終兵器らしいです。

 

「星空スキーは登るからかなり軽量化させてるんだよねー。こっち装備が本気!」

と笑う西條の底知れぬ星愛を感じた瞬間でした。

 

 

というわけで、僕が初めて赤道儀を借りて撮った写真がこちら!

 

この大きさだと何かわからないと思うので、

拡大表示するとこんな感じ!

そう!銀河団!!

こちらはおおくま座(北斗七星)のしっぽ辺りにあるM101銀河という銀河です!

いやー!自分のカメラでまさか銀河が撮れるとは思っていなかったので、

撮れた時は衝撃を受けました。

 

ちなみにカメラがわかる方は以下のような設定でとっています。

CANON 6D TAMRON28-300mm (270mm F5.6) ISO5000 シャッター速度165秒

 

本当は星を撮るときはスタックと言って、同じ星をいーっぱい同じ構図で撮り、

パソコンで合成するととっても鮮明な写真になるのですが、

今回僕はまだそこまで足を進める事が出来ず!!

 

まぁでも、銀河が撮れた事でOKでしょう!

ちなみに、あの重量と値段が恐ろしい機材で撮っていた西條の写真はこちら。

うちゅーーーー!!!!!

 

この写真は同じ構図で撮った写真を

パソコンで処理しているので、

ザラ付き等も少なく恐ろしく綺麗ですね!!

 

 

いやー、次はこんな写真を自分のカメラで撮りたい!!

もう一度リベンジしにいこーっと!!

Writer ショーゴ

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